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ヤマノアヤコの『ロマンティック・アンティック・エキゾティックワールド』

∴*.。'.*。◆天邪鬼≒アヤコジャクの世界へご案内◆∴*.。'.*。


by Ayako-ko

くろねこヤマノ

絵を描き終わったので、1ヶ月ぶりに愛猫マグロに会いに実家に行く。
プライドの高い黒猫だけど、人間で言うと90歳以上(?)のおばあちゃんだけど、元気にゴロゴロ歓迎してくれました。ウレシー♪
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いつもよりじっくりゆっくり見てみようと、普段とはちがう図書本を借りてみました。

★まずは、遠藤周作さんの長崎巡礼の本。
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大学時代、遠藤周作さんの『沈黙』を読んで隠れキリシタンに興味を持ち、友人と長崎へ旅行した事があった私。あれから十数年経ってこの本を読み、久々に彼の作品と発想の舞台を見つめ直してみると、あの頃より深く広い視野でまた興味が湧いて来ました。
そして、また長崎に行きたいと思っている今日この頃。。。



後は、(私にしては珍しく)女性作家の本をいくつか見読しました。
でも、作家さんの作品というよりは作家自身にまつわる話の本ばかりですが。

★向田邦子さんのエッセイ『夜中の薔薇』。
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オシャレなタイトルだなと思っていたら、『野中のばら』の聞き間違いなんですって。
内容は衣食住〜人間関係など、多種多様な面からご本人の特性が自身の言葉で語られています。長女っぽいナと言うのがワタシの感想。
エッセイでも沢山紹介されていたけど、向田邦子さんは料理上手。
彼女の料理本を購入してみた。
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お酒が好きな方だったので酒の肴に合いそうな物が多いですが、エッセイと同様シンプルでありつつ味わい深い料理が多いです。香草がお好きだったようですネ。

★もう一人作品ではなく、ご本人が気になったので宇野千代さんの本をセレクト。
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『竹久夢二の作品のような美人』と聞いていたけど、若かりし頃は本当にソレっぽい。恋多き女性ではあったものの、何事にも一球入魂型で、ご本人曰く「後で気づいて困ってしまうくらい熱中してしまう」らしい。その情熱が若さと長寿の秘訣だったのでしょう。
『いつまでも夢見る乙女心』を少しだけ見習いたいと思ったりして。

★現代にありながら、自然体で日本の良さを考えさせてくれた『ド・ローラ節子の和と寄り添う暮らし』。
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20世紀のもっとも優れた人物画家の一人と言われるバルテュスの妻としてイタリア、スイスに暮らして四十数年と言う彼女は暮らしの殆ど全てを和装で過ごしているそう。
だからまず、着物姿が綺麗。そして年齢を重ねているのに可憐。しかも楚々としていながら凛としている。現代日本の私達が忘れかけた日本美意識を感じます。
スゴク着物が着たくなる本でした。
by ayako-ko | 2009-02-09 16:27 | くらし