小諸などモロモロ2

駅の反対側に来ました。

ほんの少し歩いた所にごくありふれた普通の寂れた建物があります。この建物に私達二人はビックリ仰天させられました!

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なんと私達が近年重要視してるエッセイマンガ家さんの作品に出て来た建物だったのです。彼女の作品はほぼ事実ばかりなのですが、この建物が出て来きた作品は夢と現実の狭間のようなとても不思議な話で読後もずっと私はドキドキしていたのです。
その建物が突然目の前に・・・(ニュアンスは違いますが私の気持ちを例えるなら長年愛読してる作家、村上春樹さんが昔経営していた今は無きジャズバーを偶然見つけてしまったような。。。う〜ん違いますネ難しい)
マンガ家の彼女にとっても聖域のように感じられたし私達もそう感じたので静かに近づき見てから静かに建物から離れました。。。(気になる方は松本英子さんの「謎のあの店」1巻をゼヒ!)


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心臓ドキドキしながら本町という通りに何となく行ってみると、ちょうど城下町フェスタというのをやっていました。
地元の若手作家によるアート・手仕事・味文化の発表の場として小諸宿の町家と蔵が慎ましやかに盛り上がっていました。連休前だったので人通りも少ないけれど古風な和服姿の30代40代くらいの作家さん達がそこかしこで観光客や地元の方に声を掛けていたのでお寺なども通常より入りやすく、古い床屋さんや和紙屋さん、手芸屋さんなど色々巡る事が出来ました。鉄砲火薬を扱っているお店もありました。

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途中でご近所の味噌屋さんの味噌が入ったわらじみそあんパンと言うのをゲットしました。ずっしり重くて大きくてお買い得感アリ♪


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とても素敵な蔦屋骨董店という店があったので近づいてみました。
外に立派な建物説明プレートがあり、こちらは旧小諸銀行で小諸の豪商が力を合わせ明治28年に小諸銀行として開設した建物で国の登録有形文化財らしい。

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恐る恐る入ってみると、意外と安値高値商品が乱雑に置いてあり接客の可愛い品の良い初老のおば様が気軽に声を掛けてくれたので、ワタシも安心して(明日の結婚式に手頃なかんざしがあればココで買おう!)と思い相談してみました。
するとおば様は、置いてあるかんざし全部出して来て「サンゴは女性に縁起が良い」「メノウは魔除けになる」など懇切丁寧に一つ一つ説明してくれたので、申し訳ないがメインのかんざしは持ってるのでサブの小さ目のあまり高価ではない物が欲しいと伝えました。
それでも彼女の態度は一向に変わらず微笑みながらワタシの希望に沿った品物を幾つか見つけてくれました。

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ワタシが選んだかんざしはかなり安価だったけど更にオマケして値引いてくれました(;_;)
おば様がおつりを取りに行ってる間、大した客になれなくて申し訳ないなぁと思いながら待ってると戻って来た彼女は微笑みながら「ごめんなさいね、包む物が見当たらなくて…これでも良いかしら」と自宅に来た郵便物の封筒を出したのです。

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個人情報丸出しのその封筒に思わず私も一緒にいた旦那マネージャーも笑みになり「全然構いませんよ」と答え、笑い合いながら和んだ空気のまま、メインイベント前だったのでその日は失礼しました。
…思い出深い品と店とおば様との出会いに感謝しヒ再来して思い出の品を増やしたいと思ったのでした*


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お昼は大正時代の味噌醤油醸造元(国の登録有形文化財)を使った町屋館という所で地産食材の日替わりランチをいただきました。
ココも同年代くらいのスタッフと地元のお母さん達と思われる方々のフランクな接客だったので居心地良かったです。

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料理を待ってる間に先ほどのかんざしを試しに付けてみました。
洋装で軽装でも違和感ないと旦那マネージャーにも好評だったので結婚式の時だけでなく旅行中もずっと付けてました。

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ランチは多量多種なアイデアベジ総菜が重箱に彩りよく盛りつけされていて飲み物付きで¥1000は良心的だと思う。


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デザートに自家製ケーキも追加オーダーしてみたんですが¥300の値段の予想に反してのボリューム満点ケーキで満腹&お得度100%。美味しさは200%。


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(コチラは旦那マネージャーの胡麻シフォンケーキ。因みに私は人参にしました)


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本町を後にし、しばらく散策していると由緒ありそうな味噌醸造所と直営店がありました。

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なにやら看板が掲げてあったので読んでみると300年の伝統ある味噌屋さんで当時の関東と信州の物資流通の問屋としても、また藩のご用達店として品物の他、小諸藩に金品を工面するなど重要な店だったらしい。


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仏像好きのワタシには江戸期の立派な大看板の彫刻に邪鬼が居るというのが気になりました。京都の東寺(教王護国寺)や奈良の法隆寺でも確か同じように屋根下に邪鬼を入れていたはず。
興味深く見上げてみたが、あまりにも高い位置で遠すぎて何となくしか分からない。今度来るときは見仏の時のようにオペラグラスを持って来よう。


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その先の道をしばらく行くと何だか普通の邸宅ではないと思われる建物を発見。


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ひっそりしていて誰もいない過去の建造物のようですが近寄ってみると入り口にまたもや説明看板が・・・

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『昭和のはじめのカフェバーで、お店の名前は銀座会館(ミルクホール)といいました。第二次世界大戦前には、夜には近所の若い人たちが当時の流行の服を着て集まっては、蓄音機で音楽を聞いたり、タンゴなどのダンスを踊っていたそうです。第二次世界大戦の後は、アメリカ兵がきたりしていましたが、1950~51年ごろ店を閉めたようです(一部省略)』・・・文化活動に熱心だったオーナーは全盛期には当時「蝶々夫人」などで有名だった三浦環というオペラ歌手を招いてコンサートも行ったそうです。
今は廃館となってしまったこの建物ですがドアの向こうでは当時の着飾った人々がまだ夜な夜な踊っていそうで、再びドキドキしたワタシでした。


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きままに歩いているうちに駅前に着きました。

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フト駅舎に入ってみると自動改札ではあるけれど素朴で素敵。地元の方々が作った農産物が売られていたので梨を購入。

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外に出て整えられたプチ庭園のベンチで少し休憩しているとどこからか若いニャンコがやって来ました。
近づくと逃げるけど人慣れはしてるようで毛繕いなどしてリラックスしてました。旦那マネージャーはこの間シャッターチャンスは自分の指名と感じていたのでニャンコを尾行していてソレをワタシは目で追います(因みに今回のブログ写真はほとんど彼の作品です)。
彼のこの時の力作はコチラ。


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夜にホテルに戻ってお土産の品々を見ながら二人で言いました。「小諸イイねぇ」


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初っぱなの、心に残っていた作品の建物との突然の対面からミルクホールから全てが偶然でありながらも必然の出会いだったように思います。この時この場所この出会いというのは旅には付き物だし人生だってそうなんだけど、それでも小諸の今回の出会いは時空を行き来したような気がしました。大げさですが。
そして、ワタシも接客業のハシクレとして接客とは何かと10年以上考えたり研修などで学んだりし、自分が客で接客して貰った時もつい観察検証してしまうんですが、今回の小諸小旅行の印象は接客マニュアルには沿っていなくてお金が掛かっている訳でもないけど、ゲストホストとか関係なくみんながリラックス&ニコニコしていて、町全体がそんな感じで本当の意味でのおもてなしをしみじみ感じ入りました。
日本人と日本文化の良いところが目立つ事なくそこかしこに感じられ、時おり不思議体験をしてしまう場所。ラリとまた来てみたいと思わせる、そんな地味ながらも滋味深い小諸でした。



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by Ayako-ko | 2015-10-27 17:58 | おでかけ

小諸などモロモロ1

前回ブログに書いた軽井沢での義兄の結婚式はシルバーウィーク中だったため宿泊予約の関係上、我が家はシルバーウィーク二日ほど前乗りで軽井沢入りしました。
体力を残しておく為あまり目的を建てずユルユルと二日間は過ごしました。
到着した日は軽井沢内の絵本の森美術館とエルツおもちゃ博物館へ。


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ナント私達夫婦が結婚前に初めて旅行した時に訪ねた場所です。当初を思い出してのロマンティックな再訪ではなく単純に宿泊場所から近かったからなんですが。
でも当日は連休直前の冬のような寒い小雨降る日だったので空いていて、依然来た時と印象も違いしっとり落ち着いた雰囲気でした。


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次の日は1時間ほどのドライブで小諸へ。旦那マネージャーの提案でワタシは初来訪の場所。
まず懐古園に行き当時の城主気分を味わいました。


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遊園地や動物園も併設されていてコーヒーカップや豆汽車やが昭和の行楽地としての盛況が想像出来る感じ。
他に印象的だったのは資料館で楽しそうに説明してくれた係の老年の男性の近くに今も現役の黒電話があり、そこに資料館を愛する彼と展示品達の歴史を垣間見る思いがしました。
もう一つ印象的な事が…すぐ近くの土産店で名産の竹籠を買った時…


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お釣りをかなり多く貰っていたので返金しに行った後再び帰り道を戻っているとお店の方がわざわざ追いかけて来てオマケで売り物の綺麗な花スケッチ葉書セットをくれました。その葉書セットもお店の方(ワタシより年上の母娘さんでした)の雰囲気も清楚で温かくて気持ちが和みました(^^)
同じ頃、旦那マネージャーは隣のおはぎ屋さんの看板ニャンコに夢中でした。

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私もナデナデさせて貰ってるとお店の人が来て名前を教えてくれました。「チビって言うんですよ〜。ねぇーチビちゃん」・・・チビちゃんなんだ。体格と一致しない名前に思わず旦那マネージャーとニヤニヤしてしまいました^_^


そんな感じでホンワカした気分で懐古園を後にして今度は駅の反対側の城下町を散策しました。
こちらも色々思いがけない出来事があったので次回ブログへ続けます。
またのお越しを〜(^-^)/



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by Ayako-ko | 2015-10-13 09:39 | おでかけ